「情報は1冊のノートにまとめなさい」という本を読んだ感想をまとめてみます。
情報は1冊のノートにまとめなさいを読んで
日本版Evernoteがリリースされる前に出版
本書が出版されたのは2008年。今から7年前の話です。
今では情報を1箇所に集約するツールとしてするオンラインツールとして、Evernoteというものがあります。
Evernoteは、日本では2010年3月に正式サービスが開始されていました。
【関連】ASCII.jp:記憶するウェブサイト「Evernote」、日本正式サービス開始
本書では、「(Evernoteというツールがない状態で)どのように情報を整理するか」のアイデアが書かれています。
本書を読んでざっくりと思った事は、Evernoteを使うよりも情報を取り出しやすそうという事です。
情報を整理する意味
「なぜ情報をオンラインなり手書きなりで整理するか?」という問いですが、「情報を再利用するため」です。
後で情報を使うことがなければ、整理する必要はないですからね。
すぐに利用する情報もあれば、いつ役に立つかわからない情報も、「後で引き出しやすいように一元化してA6ノートにまとめてしまえ!」という指南書です。
その工夫が本書に散りばめられています。
アイデア術の本
本書「情報は1冊のノートにまとめなさい」は、情報整理術・管理術の面がありますが、アイデア術の本であるとも思いました。
本書ではA6サイズの「100円ノート式」に色々と記録しています。
とにかく、アイデアが欲しければ重要な事も他愛ない事も記録せよというスタンスです。
メモの仕方の例も沢山あるので、イメージしやすかったです。
本書で特に印象に残ったフレーズとして
いいアイデアを10個出したいなら1000のゴミアイデアを、20個出したいならば2000のアイデアを出す
というのがあります。
ゴミアイデアも量産していこうと思いました。
単にメモするだけではない。引き出し管理術。
A6ノートにグッドなアイデアもゴミアイデアもまとめてメモしておくわけですが、この情報を引き出せるようにしなければいけません。
そこで本書で紹介されているのが「索引のデジタル化・データ化」です。
軽い「テキストエディタ(拡張子はtxt)」で、日付・タグ・一行程度の見出しを書く方法です。
メモする時とデータ化する時の違いがポイント
メモをする時とデータ化する時の違いがポイントでした。
メモする時はあまり何も考えず行いますが、データ化する時には少し頭を使います。
データ化する時には、後で情報にアクセス出来るように、適切な見出しを考えるという点で、少し頭を使います。
「どんなフレーズで検索した時に、この情報にたどりついて欲しいか」というのを考えながら見出しを考えるので、多少の手間であるのは事実です。
しかし、この手間を上回るメリットが得られると思うので、この方法を実践してみようと思います。
情報を管理する必要性が納得出来るから実行してみようと思った
本書では、情報をA6ノートに管理する必要性が訴えられています。
必要性・重要性が納得出来たからこそ、この方法を実践してみようと思いました。
A6ノートを買えばいいだけですから、簡単ですね。
どこにでも売っているA6のノートというのも実行しやすいポイント。
いい意味で雑に書けます。
▲早速買って、記録し始めています。
意外な事に書けば書くほど意外にもアイデアが浮かんできます。
しょうもない事も、重要そうな事も。
風呂場で使えるノート
アイデアは意外なところで舞い降りてきます。
その代表的なスポットと言えば、風呂場です。
風呂場でのメモは、長年の課題でした(大袈裟)。
本書では、風呂場で使えるメモ帳が紹介されていたので、実際に購入しました。
水に濡れても大丈夫ということです。
筆記用具は、三菱鉛筆の油性ボールペン「パワータンク」が推奨されていました。
風呂場でもメモが出来れば、もうほぼどこでも書けます。
すぐにメモがとれない時はiPhoneアプリ「Due」で代用
いつもA6ノートを持ち歩いていますが、歩きながらのメモはしにくいので、そういった時はデジタル機器の出番。iPhoneでのメモに任せています。
自分の利用法としては、iPhoneのリマインダーアプリ「Due」にアイデアを書き込み、ノートを開けるであろう時刻に対してリマインダーをセットしています。
一時的な保管庫はiPhoneアプリでも、最終的にはA6ノートに情報を一元化してみています。
風呂場で使えるメモ帳はこちら。
濡れた紙にも書ける「パワータンク」ボールペンはこちら。
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