将棋の本で定跡を勉強するときの方法の紹介です。
一般的には、将棋の棋書を開きながら、将棋盤に駒を並べていくという勉強法があります。
私も以前、将棋盤は購入しました。
将棋盤を使って棋譜を並べるのは楽しいのですが、棋書と共に勉強するのは大変です。
というのも、棋書は分岐が多くあり、ある局面まで戻る事が多くあるからです。
そこで分岐にも対応しているiPhoneアプリ「対局の分析 Pro」を使って、棋書を並べてみたところ、結構使いやすかったので紹介してみます。
「対局の分析 Pro」は、先日も紹介したiPhoneアプリです。
棋書で勉強するときに併用すると便利なiPhoneアプリ「対局の分析 Pro」
iPhoneアプリ「対局の分析 Pro」の便利な点を箇条書きで書いてみます。
- 分岐を作る事が出来る
- 作った棋譜は「本将棋 Pro」に転送して保存可能
- 検討モードで検討出来る
ただし、無料版では70手までしか検討できないので、注意が必要です。
具体的に、以下で紹介していきます。
対局の分析 Proの基本的な使い方
「対局の分析 Pro」アプリでは、指したい手をタップする事で反映する事が出来ます。
▲対局の分析 Proを起動したら、「分析開始」をタップし、
▲「空の棋譜」をタップします。
▲そして決定をタップします。
▲基本的な操作法としては、駒をタップするだけです。好きなように局面を編集出来ます。
分岐を作る事が出来る
▲分岐したい時には、違う手をタップするだけです。
▲このように、▲3八玉ではなく▲3八銀と分岐する事が出来ます。
▲分岐局面に戻ってみると、1つ目の棋譜も残っていることが確認出来ます。
作った棋譜は「本将棋 Pro」に転送して保存可能
棋書を基にして作った棋譜は、保存する事が可能です。
これなら、途中まで読み進めたときにも便利です。
棋譜は、同じ作者の方のアプリ「本将棋 Pro」に転送し、そちらで保存する形式です。
▲左上のマークをタップし、
▲「はい」をタップします。
▲棋譜再生モードのOKをタップすると、局面が反映されています。右下のメニューから、
▲棋譜保存する事が出来ます。
再び検討したいときには、「本将棋 Pro」→「対局の分析 Pro」に転送出来ます。
▲「分析ツールを使用する」をタップすれば、
▲このように再開する事が出来ます。
検討モードで検討出来る
「対局の分析 Pro」アプリは、名前の通り、対局を分析することが出来ます。
候補手探索を行う事が出来ます。
棋書に書かれている形勢判断と照らし合わせる事が出来ます。
これはアプリならではの面白さでもあります。
▲「候補を探索」をタップすると、次の候補手を評価値付きで複数示してくれます。(マイナスは先手不利を意味します。)
手を読み進めていくうちにどんどん変化していくのは面白いです。
まとめ
このアプリを併用していると、サクサクと棋書を読み進められます。
棋譜分岐機能がある「対局の分析 Pro」アプリを利用すれば、分岐局面まで簡単に戻る事が出来、別の手も指し進める事が出来ます。
普通に盤を使って並べるのもいいのですが、アプリを使うと分岐の時に楽ですし、あとで振り返るときに流れがわかりやすいです。
今読んでいる棋書。
コメント
こちらのサイトを参考に『対局の分析pro』を導入しようかと思いましたが、よくよくアプストアでのレビューを見ると、無料版では70手までしか再現できないと書いてありました。しかも手数に制限がない有料版は1200円と、ちょっと手を出すには躊躇する価格。。。しかも、iphone5では画面内に収まっていないとか。。。この記事を読むと無料で何でも出来ると思ってしまいますので、もうちょっと細かいところまで記事に書いていただきたかったです。
通りすがりさん
コメントありがとうございます。無料版では70手まで制限があることは前回の記事で触れたので記述していませんでした。今回の記事にもその点について追記しておきました。