以前、将棋の棋譜を解析する事が出来るiPhoneアプリ「対局の分析 Pro」を紹介しました。
このアプリは棋譜の読み込みに対応しており、次の一手の候補手や評価値を見る事が出来ます。
また、iPhoneアプリ「将棋連盟ライブ中継」では、プロ棋士の対局の棋譜をほぼリアルタイムで観戦する事が出来ます。
今までは、将棋連盟ライブ中継の棋譜を「対局の分析 Pro」で棋譜解析するには、手動で局面を作成しなければいけないと思っていました。
これは結構手間なので、ほとんど行っていませんでした。
しかし、将棋連盟ライブ中継に付属している機能を利用すれば、局面を反映出来る事がわかりました。(不可の局面もあり)
今回は、将棋連盟ライブ中継の棋譜を、対局の分析 Proで棋譜解析する方法を紹介してみます。
「将棋連盟ライブ中継」の棋譜を「対局の分析 Pro」で解析する方法
「将棋連盟ライブ中継」の棋譜を「対局の分析 Pro」で解析する方法を紹介します。
まずは、将棋連盟ライブ中継を利用します。
▲解析したい局面において上スワイプします(左)。そして「将棋ブックスで局面検索」をタップします(右)。
▲エラーとなりますが、OKをタップします。(局面をコピー出来ました。)
続いて、「対局の分析 Pro」に移動します。
▲分析開始をタップし、
▲空の棋譜をタップし、
▲貼付けをタップします。
▲そして決定をタップします。
▲すると、局面を反映出来ました。
初手から入力する必要がないので、当然こちらの方が圧倒的に楽です。
ただし、全ての局面を「対局の分析 Pro」で反映出来るわけではありませんでした。
局面を反映出来ない局面
局面を反映出来ない場合もある事を発見しました。
その条件を色々試しながら調べてみました。
すると、一定の法則を見つけました。
おそらく、「持ち駒が2種類ある場合」局面を正しく反映出来ません。
▲「歩」と「角」のように、持ち駒が2種類ある場合、先ほどと同じように「将棋ブックスで局面検索」をタップして、
▲将棋の分析 Proに貼付けて決定をタップして局面を反映させようとすると、
▲「!未対応または不正な形式です!」というレスポンスを返されて、局面を反映させる事が出来ませんでした。
まとめ
持ち駒が1種類だけなら、将棋連盟ライブ中継の棋譜をすぐに「対局の分析 Pro」で反映出来ることがわかりました。
終盤はお互いに駒を取り合っていくのが多いので中々反映出来る局面は少ないでしょう。
じりじりとした駒組み合戦が続いている場合、手数が長くても局面を反映する事が出来ます。
今までは絶対に手動で入力しなければいけないと思っていたのですが、局面のコピー機能によって検討する楽しみも増えました。
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