心拍数を24時間測定できる腕時計 Fitbit ChargeHRのレビュー

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夏まっさかりで夏バテ一歩寸前です。

熱中症にならないように気をつけなければならないのですが、運動不足も気になるところ。

職業柄、通勤もなければ通学もありません。

自分の健康・活動状態を把握できる端末として、ウェアラブル端末に興味を持ち始めました。

ウェアラブル端末は、自分の身体に装着するデジタル端末であり、スマートフォンやWebサービスと連携して色々な機能を利用することができます。

Apple Watchが2015年4月に発売され、「ウェアラブル端末」という言葉も少しずつ浸透してきたように思います。

ただ、私自身はApple Watchにあまり興味を持たなかったので、購入はしていません。

さて、自分の健康・活動状態の管理・把握を行うためのツールとして、心拍数を24時間計測できるウェアラブル端末に特に興味を持ちました。

普段の生活の中では、心拍数を計測することはありません。病院で検査を行う時に測定する程度です。

不整脈で一度カテーテルアブレーション手術をしたことがあるので、自分の心拍数には関心があります。

日常の心拍数を知っておくことで、いつもとは違う心拍数だった場合に異変に気づきやすいです。

運動のし過ぎにも注意を払うことができます。

そこで、良さそうな心拍数を計測できるウェアラブル端末を探してみると、「Fitbit ChargeHR」にたどり着きました。

Fitbit ChargeHRは、デジタル機器といった色合いが小さく、リストバンドのような感じで身につけることができるウェアラブル端末だったので気に入りました。

実際にFitbit ChargeHRを購入してみたので、色々とレビューしてみたいと思います。

Fitbit ChargeHRの中身

Fitbit chargehrの使い方

▲こちらが今回購入したFitbit ChargeHRのラージサイズ(Large Size)。Amazonで購入しました。価格は約21,000円。

Fitbit chargehrの使い方

▲中身は

  • Fitbit ChargeHR
  • 専用の充電ケーブル
  • USBハードウェアキー
  • セットアップ用URLアドレスの紙
  • 簡易説明書

です。

Fitbit chargehrの使い方

▲こちらがFitbit ChargeHR。心拍数135と書かれている保護シートが貼られています。(はがせます)

fitbit chargehrの使い方
▲Fitbit ChargeHR。

fitbit chargehrの使い方
▲Fitbit ChargeHR利用時には、緑のLEDライトが常に点滅しています。

LEDライトによって、心臓の鼓動によって拡張・収縮する毛細血管の変化を検出しています。(心拍数を計測できる仕組み)

fitbit chargehrの使い方
▲時計ベルト固定部にはFitbitのロゴ。ベルト素材は「エラストマー素材」。多くのスポーツウォッチで使われているもので、金属アレルギーの人でも心配ありません。

fitbit chargehrの使い方
▲ベルト固定部の裏側には出っ張りがあるので、ベルトがしっかりと固定されるようになっています。両側をつまむことで、好みの長さに調節しやすくなります。

Fitbit ChargeHR装着レビュー

fitbit chargehrの使い方
▲Fitbit ChargeHRを装着してみた様子。緩めに装着するのが推奨。装着部分は、手首の骨から指1本分下になるように装着するのが目安。

運動時はより正確に計測するために、指2〜3本分下に装着が目安。つけ心地は、結構軽く違和感がない感じ。

fitbit chargehrの使い方
▲時計と腕のすきまの様子。画面の左右にはすきまがあって心配に見えますが、ゆるゆるといったことはなく、計測するにはなんら問題ありません。

Fitbit ChargeHRのセットアップ(初期設定)について

データを確認するためには、付属のUSBハードウェアキーを利用して、セットアップを行う必要があります。

10分ほどで初期設定は完了します。

Fitbit ChargeHRのセットアップについては、こちらの記事にまとめました。

Fitbit ChargeHRの使い方

時計表示について

fitbit chargehrの使い方
▲左側のボタンを押すor時計をみると時計が表示されます。

ボタンを押したら時計がつくのは当然ですが、腕を下げている状態から、時計を確認しようと顔の前に腕を持ってきても時計が表示されます。

時計だけ確認するなら、ボタンを押す必要はありません。

また、外出時でも表示が見えないといったことはありません。外でも視認性が良好なディスプレイです。

時計以外の表示機能

Fitbit ChargeHRでは、時計以外の項目も表示させることが可能です。
 
fitbit chargehrの使い方
▲Fitbit ChargeHRの使い方を表した図です。

左側のボタンを押すに従って、①時計→②歩数→③心拍数→④距離→⑤消費カロリー→⑥登った階数→①時計・・・と切り替わっていきます。

まず項目のアイコンが一瞬表示されてから、データが表示されます。5秒たつと画面は消えます。

画面を切り替える時には、タップしてもOKです。(ディスプレイはタッチパネル式です。)

WebやiPhoneアプリから表示をカスタマイズさせることも可能です。

画面をダブルタップした時に表示する項目を指定できる

Fitbit ChargeHRの画面表示部分はタッチパネル式になっています。

ダブルタップした時に、特定の項目を直接表示することが可能です。

横のボタンを押した時には最初に時計が表示されますが、例えば心拍数をすぐに表示したいという時に有用です。

その設定方法です。(iPhoneの場合)

fitbitの使い方
▲Fitbitのアプリから、アカウント→「Charge HR」→「タップジェスチャー」→「心拍数を表示」をタップします。

ダブルタップは結構役に立っています。

Fitbit ChargeHRの主な機能

Fitbit ChargeHRには以下のような機能が備わっています。

  • 継続的な心拍数計測
  • アクティビティ+エクササイズ
  • 睡眠サイクル
  • ワイヤレスで同期
  • 着信通知

継続的な心拍数計測

fitbitの使い方
▲心拍数に関しては、安静時心拍数の推移、日毎の毎分の心拍数の推移を確認できます。

アクティビティ+エクササイズ

fitbitの使い方
▲アクティビティ・エクササイズに関しては、アクティブな時間とエクササイズモードの記録を確認することができます。

ウォーキングやランニング時に、エクササイズモードを利用すれば、その間のデータを確認することができます。

エクササイズモードを開始するには、左横のボタンを長押しし、終了するには再度左横のボタンを長押しするだけです。

睡眠サイクル

fitbitの使い方
▲寝ている間の睡眠サイクルを確認することができます。

「今から寝る」時に設定は必要ありません。装着して寝ているだけで自動で記録されています。

ワイヤレス同期に対応している端末

Fitbit ChargeHRにはBluetooth機能が備わっていて、ワイヤレスで同期することができます。

ワイヤレス同期に対応している端末は以下のようになっています。

  • iPhone 4s以降
  • iPad 3以降
  • Android
  • Windows Vista以降
  • Mac OS 10.6以降

PC(Mac)でワイヤレスに同期するには、USBハードウェアを取り付けている必要があるので、面倒くさいです。

私はiPhone 5sで同期しています。

なお、Fitbit ChargeHRのデータ保存期間は

  • 過去7日分の分単位のデータ
  • 過去30日分の日単位のサマリー

が保存されています。

少なくとも1週間に1回は同期しておかないと、せっかく記録したデータが失われてしまいます。

私の場合はほとんど常にiPhoneのBluetooth同期をオンにしているので、現状は問題ありません。

fitbitのダッシュボード
▲同期したデータは、Fitbitのダッシュボードから詳しく確認することもできます。

その日のデータだけでなく、過去にさかのぼって記録を見ることができます。

着信通知

iPhoneに着信があったとき、Fitbit ChargeHRのバイブレーションが作動し、着信を知らせてくれる機能があります。

fitbitの使い方
▲アカウントのCharge HR→通知→オンとすると作動します。

Fitbit ChargeHRのサイズについて

Fitbit ChargeHRには2種類のサイズが用意されています。

  • Sサイズ(SMALL)
  • Lサイズ(LARGE)

自分は比較的手首が細いと思うので、どちらのサイズを購入するべきか迷いました。

公式ページには、どちらのサイズを選んだらいいかの目安がありました。

  • Sサイズ→手首の円周13.9 〜17 cmに対応
  • Lサイズ→手首の円周16〜19.3 cmに対応

実際に自分の手首周りの長さを測ってみると、16.4cmでした。

結局、きつくて入らなくて困るよりも、少しぶかぶかでも入ったほうがいいと判断したため、LARGEサイズを選択しました。

実際に装着してみると、11段階の長さ調節のうち、3番目に短い長さがちょうどいい長さだと判断しました。

LARGEを購入して正解でした。

Fitbit chargehrの使い方

▲3番目に短い長さでフィットしました。

アラームとしてのFitbit ChargeHR

目覚まし代わりとして、Fitbitを利用することができます。

Fitbitでアラームを利用する方法

アラームの時刻は、同期できる端末側で指定します。

今回の場合はiPhoneを例に説明します。

fitbitの使い方
▲アカウントの「サイレントアラーム」から目覚ましを設定することができます。

iPhone側でアラーム設定後、Bluetoothで同期すれば、自動でFitbitにアラームがセットされます。

常に同期している状態にしていれば問題ありませんが、普段Bluetooth同期をオフにすることが多い場合は、アラームをセットするために同期する必要があります。

指定した時間になると、Fitbit ChargeHRが10秒ほど震えます。

ただし、10秒ほどたつと自動でバイブレーションは停止するので、油断していると2度寝する可能性があります。

保険をかけておくならば、何個かアラームをセットしておくといいでしょう。

Fitbit ChargeHRの充電について

fitbit chargehrの使い方
▲電池がなくなりかけた時には、最終的にはご覧のような充電マークが頻繁に表示されます。

電池残量が1日いかになった場合には、あらかじめ通知がきます。

Fitbit Charge HR
▲充電する際は、付属のUSBケーブルを時計の裏側に接続します。

1〜2時間で満充電になります。(実際にはなくなる前に充電してしまうのでもう少し短いですが。)

もしなくなりかけでも、15分でも充電すれば、1日は持つと思います。

通常利用で5日間持つようですが(公称値)、実際にはもう少し短い印象です。現時点では3.5日です。

充電出来ない場合や充電ケーブルを紛失した場合、Amazonで替えのケーブルを購入することが出来ます。

Fitbit ChargeHRは防滴仕様(防水ではない)

Fitbit ChargeHRは防滴仕様となっています。防水仕様ではありません。

汗をかいたり雨が降ってきても大丈夫だと思いますが、シャワー時や水泳時の利用は想定されていません。

1日の中でお風呂に入る時には時計を外して皮膚呼吸をしておくことが推奨されています。

少し驚いたのですが、充電時に使用する端子は防滴仕様となっているようです。

Fitbit ChargeHRの精度に関して

Fitbit ChargeHRの精度に関してですが、利用してみた感じでは、

  • 歩数計は少し多くカウントされる
  • 心拍数は結構正確

歩いた歩数に関しては、手首が動く動作(うちわをあおいだり、将棋の駒を動かしたり)などでもカウントされる仕組みになっています。

そのため、実際の歩数よりは少し多く出る印象があります。

ただ、この点に関してはあまり気にしていません。

私が重視しているのは、どちらかというと心拍計の方なので、こちらが結構正確であればあまり気になりません。

ランニングやウォーキング時の腕時計としてもおすすめ

Fitbit ChargeHRには、「エクササイズ機能」も備わっています。

この機能は、特定の時間の運動を詳しく記録しておくことが可能です。

そのため、ランニングウォーキングの際の記録端末としての面も持ち合わせています。

ランニング・ウォーキング時の

  • 経過時間
  • 心拍数
  • 消費カロリー
  • 歩いた歩数
  • 移動距離
  • 登った階数
  • 時刻

を後で振り返ることができます。

もちろん、エクササイズ機能利用時にもこれらの項目はFitbit ChargeHRから確認することが可能です。

ランニングする人にとっては、心拍数の推移や移動距離は重要です。

ウォーキングする人にとっても消費カロリーや歩いた歩数・移動距離は重要です。

普通の万歩計にはない+αの機能が豊富で、歩きたくなる仕組みになっています。

初期設定時に自分の身長や体重を入力するので、自分にとっての消費カロリーが記録されます。ダイエットを行う際にも適していると言えます。

スポーツウォッチとして万能な機能を持っているFitbit ChargeHRです。

その理由もあってか、Amazonの活動量計ランキング1位にながらく居座っています。(2015年8月17日現在)

Fitbit ChargeHRでは自転車に乗った場合の消費カロリーは手動で入力する必要あり

Fitbit ChargeHRは日常の動作に最適化されています。

自転車に乗った場合、消費カロリーは正しく反映されないので、手動で入力する必要があります。

Fitbitのダッシュボードに進み、「アクティビティログを記録」からサイクリングに関する項目を記録するしかありません。

自転車でのアクティビティを重視する場合、まだ日本では未発売ですが並行輸入品の「Surge」シリーズの検討余地があります。(ChargeHRの上位モデルでオバマ大統領が使用していることで有名です。)

Surgeではサイクリングに対しても最適化されています。

Fitbit ChargeHRを使用してみての感想

Fitbit ChargeHRを使用してみた感想を箇条書きで書いてみます。

  • ダブルタップすると心拍数が確認できるので良い
  • 軽い
  • 時計をみた時だけ時計が表示されるので、時計としての利用も問題なく、電池の持ちからしても良い機能
  • 太陽の下でもディスプレイが見やすい
  • 心拍数を始めとするアクティビティのログを自動で記録できる点が素晴らしい(振り返りができる)
  • Bluetoothによる同期が行えるので、iPhoneからすぐに今日の推移を確認できる
  • 目標値に達した時や特定の値に達すると通知が来て、地味ながらも活動のモチベーションの上昇に貢献している
  • 電池の持ちは良いと思う
  • 結構高い
  • アラーム機能にスヌーズはついていないので、目覚ましとしては少し頼りない。スヌーズ代わりとして複数のアラームを設定しておく必要がある。
  • ディスプレイは傷つきやすいので注意。(少し傷ついた。)何か保護シートを貼っておくと良い。

値段が約2万円と高額の部類に入ると思いますが、このリストバンド型腕時計はライフスタイルを向上できる可能性を秘めているので、機能に見合った価格だと思いました。
Fitbit ChargeHRは、現時点では運動時の心拍数などの測定が目的の場合、1番の有力候補だと思います。

カラーはブラックとプラムの2色が販売されています。

AmazonでFitbit ChargeHRの口コミを見る

追記 2018年2月26日

ChargeHRの後継モデルが発売されています。

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コメント

  1. kimie より:

    はじめまして。
    フィットピットの購入を考えているのですが やはりサイズに悩んでいまして コメントさせてら頂きました。
    私の手首なのですが 手首の骨から指一本分の場所に装着すると15.5センチで、運動時の手首の骨から2〜3本下になると17センチになります。
    余裕を見てLサイズの方がいいのでしょうか?

    • nasimeya より:

      手首の骨から指一本分・運動時の手首の骨から2〜3本下、共に17cm以下なので、Sサイズ(手首の円周13.9cm〜17cm)を選んで問題ないと思います。

      使用してみた感じでは、表記してある目安の手首の円周よりも実際には広い範囲をカバーしていると思います。