前回は、Macに将棋ぶらうざQをインストールする方法を紹介しました
将棋ぶらうざQを使って、棋譜を読み込んで自分で棋譜を検討する事が出来るようになりました。
ただ、前回の記事でも触れましたが、さらにもう1歩踏み込んだ使い方として、将棋ぶらうざQにコンピュータ将棋ソフト「Bonanza」を組み込む事が出来ます。
コンピュータ将棋ソフト「Bonanza」を将棋ぶらうざQに組み込むとどういった利点があるかというと、
- 読み込んだ棋譜をBonanzaで解析する事が出来る(候補手を示してくれる)
- Bonanza相手に対局できる
- bonanza同士の対戦を観戦する事が出来る
ようになります。
コンピュータ将棋ソフトを利用する事で、将棋を楽しむ幅を広げる事が出来ます。
以下に、コンピュータ将棋ソフト「Bonanza」を将棋ぶらうざQに組み込む方法について紹介していきます。
コンピュータ将棋ソフト「Bonanza」とは
先ほどから紹介しているコンピュータ将棋ソフト「bonanza」。
このソフトがどのようなものなのかを紹介します。
コンピュータ将棋ソフト「Bonanza」は、保木邦仁さんが作成されたコンピュータ将棋プログラムです。
2006年・2013年には、世界コンピュータ将棋選手権で優勝した実績があります。
そして、過去には渡辺明竜王(当時)とも対局した経緯があります。(渡辺明竜王の勝ち)
さて、そんな有名なBonanzaですが、将棋ぶらうざQの中に組み込んで楽しむ事が出来ます。
将棋ぶらうざQでコンピュータ将棋ソフト「Bonanza」を利用する方法
ここからは、既にMacに「将棋ぶらうざQ」をインストールし手いる事を想定して書いていきます。
Macに将棋ぶらうざQをインストールする方法に関しては、前回の記事をご覧下さい。
▲将棋ぶらうざQのページから、bonanza_feliz_mac.zipをダウンロードしておきます。
▲続いて、Bonanza – The Computer Shogi Programから、Bonanzaをダウンロードします。
▲ダウンロードしたzipファイルを展開すると、bonanza_v6.0フォルダが出来ています。このフォルダの中身を見てみると、
▲readme.txtとsrcフォルダとwinbinフォルダが入っています。
▲先ほどダウンロードしたbonanza_feliz_macファイルをコピーして、
▲winbinフォルダの中に入れます。
▲winbinフォルダの中に、bonanza_feliz_macファイルを入れる事が出来ました。
▲続いて、将棋ぶらうざQのメニューバー「設定」→「将棋エンジン管理」を選択し、
▲「追加」を選択します。
▲そして、以下の設定をし、「追加」を選択します。
エンジンファイルパス | [Bonanza展開フォルダ]\winbin\bonanza_feliz_mac |
起動パラメタ | csa_shogi |
環境変数 | 不要 |
プロトコル | Bonanza |
エンジン終了条件 | 任意 |
オプション | GUI保存 |
▲すると、コンピュータ将棋(今回の場合はBonanza)を追加する事が出来ました。
Bonanzaエンジンを使う方法
さて、ここまででBonanzaを将棋ぶらうざQに組み込む事が出来ました。
将棋ぶらうざQでBonanzaエンジンを使える事を確認してみます。
▲将棋ぶらうざQのメニューバー「対局」→「新規対局開始」を選択し、
▲後手をbonanzaとしてみます。先手を人間として名前を入力し、後手をエンジン(Bonanza Feliz)に設定して「対局開始」を選択します。
▲すると、対局を始める事が出来ます。
▲対局終了画面です。対局途中もコンピュータの読み筋と評価点数が表示されています。
まとめ
将棋ぶらうざQに、コンピュータ将棋ソフト「Bonanza」を組み込む方法を紹介しました。
将棋ぶらうざQで棋譜を検討したい人は、是非入れてみる事をオススメします。
コンピュータ将棋ソフトを取り入れる事で、将棋の楽しみ方が広がります。
参照 将棋ぶらうざQ
参照 Bonanza – The Computer Shogi Program
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